家具を販売する者として、家具と地震の安全性についても考えたいと思います。

まず1回目は、マンション等で採用されているGL工法についてです。
私自身20代はマンション分譲会社に勤めていましたので、GL工法については何度か聞いたことがある程度でした。

その時は、デメリットについて考えたりしなかったのですが、
先ほどある質問が目につきました。

それは、マンションに設置する家具の地震対策です。
通常、家具の地震対策は、突っ張り棒や家具の下部にプレートをひいたりすることが多いのですが、
私個人的に一番効果があると思うのが、
家具と壁をL時金具でねじ止めすることです。

ねじ止めは通常壁の下地までねじを貫通させます。
が、GL工法はマンションの躯体壁(コンクリート)に団子状のボンドで石膏ボードを貼り付けるため、
下地がない状態になっています。

ですので、GL工法の壁にはL時金具で家具を固定するという方法が取れません。

GL工法については、デメリットばかりでなく、メリットも多数ありますので、
家具を置かない場所ではGL工法でも良いかと思います。

一応、家具屋とマンション分譲会社を経験した私が思ったことです。

代表堤

About 代表堤

【この記事を書いた人】
堤太陽 (Taiyo Tsutsumi) 株式会社大川家具ドットコム 代表取締役社長/宅地建物取引士

家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。
2003年、改正建築基準法によりシックハウス症候群への対処が求められ、低ホルムアルデヒド建材の重要性を痛感。
2005年に退職し、約4か月間ヨーロッパを放浪。
2006年より家業である家具卸に携わる中で、大川市の基幹産業「家具製造」の未来に危機感を抱く。
「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」という思いから、2006年に大川家具ドットコムを立ち上げ、インターネットを活用して「本物の大川家具」を全世界へ広げる活動を続けている。

■ 主な実績・活動歴:
・2019年:経営革新認定
・2021年:JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択
・2022年:「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択
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