国産家具にこだわる理由

国産家具へこだわる理由

1.地場産業の活性化

近年では経費削減の為、コストの安い海外に製造を移すメーカーが増えています。
もちろん、人件費の安い国で作ると経費が浮いて、その分会社の利益はあがります。

しかし、利益と引き換えに製造技術や仕事を輸出しているという事を理解しなければなりません。

当然、海外で生産をするという事は現地の人間が製造をします。
製造するには技術を教えなければなりません。
つまり、職人・技術者を育てるという事です。
その結果、日本の職人が減り、職人の居場所が無くなるという、「産業の空洞化」がどんどん進んでしまいます。

家具業界だけでなく、電化製品も中国製や東南アジア製が増えてきています。
日本の素晴らしい技術者が素晴らしい製品を生み出しても、その製品を海外で作るのであれば日本に工場は不要です。
この様にして職人を抱えている小さな町工場がどんどん少なくなっているのです。


私が生まれ育った町、福岡県大川市はかつては家具産業でにぎわっており、20年前は市内に約580もの家具関連の事業所が存在していました。
しかしながら、現在ではその数100社程度。
(大川インテリア振興センター資料より)
職人は働く場所を失い、その腕を活かせる場所も少なくなりました。

「大川家具」は室町時代から続く伝統的な産業です。
この伝統ある文化・技術を次世代につなげるべく、当社では日本で作られた国産家具だけを取り扱い、
日本の産業空洞化抑止に少しでもお役に立てればと思っています。


工場内部


私たち「大川家具ドットコム」は、日本の職人にこだわり、日本の町工場を応援します。


2、小さいお子様が安心できる住まいづくり

「シックハウス」という言葉をご存知でしょうか?
ひと昔前に、新築の家に住んだらお子様がアトピーになったり、咳が出たりすると話題になった事がありました。
それは人に悪影響を与えるホルムアルデヒドなどの化学物質が人工物である家から発散され、それが人に触れたり吸い込んだり
する事で起こる体の不調です。

今では建築基準法の改訂により、住宅建材の安全性や換気の規制が見直されて影響は少なくなっています。
しかしながら、家具については明確な基準はありません。

家具も家と同様、接着剤などにシックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの成分を含む材料を使用しています。
日本ではJIS・JAS規格によって住宅に使われる建材のホルムアルデヒド等級は規制されていますが、家具に使う建材や接着剤は規制されていません。

規制が無いとは言え、やはり化学物質の濃度が高いとシックハウスの症状が出る場合もあります。
特に海外産の安価な家具はコストカットの為にあまり考慮されておらず、臭いもキツい物が多い印象です。

私たち大川家具ドットコムは自主的に規制を設け、ホルムアルデヒト放散等級のF☆☆☆以上のものを扱います。
「ホルムアルデヒト放散等級表」
http://www.akita-marumatu.co.jp/list1.html


小さいお子様も安心


安心な国産家具だけを取り扱い、日本の将来を健康なものにしたいと思っています。


3、環境保全

近年、地球環境問題が取り沙汰されていますが、木材を大量に使用する家具も無関係ではいられません。
ご存知のとおり、木は自分の成長の為に二酸化炭素を吸収します。
つまり、これは二酸化炭素の貯蔵庫だと考える事ができます

そんな大切な木ですから、伐採が無計画に行われている地域からの木材から製造される家具はなるべく扱いません。
当店では「ウォールナット」や「ブラックチェリー」などの木材を使用した家具を扱っていますが、これらは北米などが原産の計画伐採された木材が主です。

しかしながら、違法伐採された木材が流通しているというのも事実です。
東南アジアの森林地帯では、伐採業者が利益のために先住民を追い出して森を開拓し、環境破壊を進めたりしています。
(「サラワク木材」で検索してみてください)

また、海外の安い木材の輸入量が増えたことにより、国内の林業が衰退しつつあります。
森は手を入れないと草木が地面に生えず、土砂が流出し、枯れた山地になってしまいます。

下流の私たちが安心して生活出来る場を作る為にも、積極的に国産材を使用し、山の手入れをする日本の林業の一助となればと思います。

写真は、2006年10月大分県日田市の林業の現場を視察した時のものです

安心な国産家具だけを取り扱い、日本の将来を健康なものにしたいと思っています。


 
写真は、2006年10月大分県日田市の林業の現場を視察した時のものです


杉やヒノキなどの国産材を使う事により、人々の環境への意識をより一層高めていきたいと思っています。


国産杉材を使用した家具の一覧
国産杉材を使用した家具の一覧です。


ヒノキ材を使用した家具の一覧
ヒノキ材を使用した家具の一覧です。
現在登録されている商品はありません。

■商品マーク解説

●機能  
テーブルの天板やキャビネットで裏側も化粧仕上げをし、背面が見えてもおかしくない商品。
呼吸する建材。湿度を調節したり有害物質を吸着したり消臭したりします。
その字の通り家具が伸びたり縮んだりして人数の変化などに対応した家具。
植物由来のオイルを塗装に使った家具。木材本来の手触りや風合いが楽しめます。
奥行の内寸が45cm以上ある食器棚。ヘルシオなど奥行があるスチームオーブンも置けるタイプです(オーブンレンジのサイズはご自身でご確認ください)
●ブランド
高野木工は、丈夫で繊細であることはもちろん お客さま自身で自分好みにアレンジする「楽しさ」もお届けしたいと考えています。 決して流行や時代に左右されることなく、 長く愛用できる「普遍的なデザイン」にこだわり、 程よいエッセンスをプラスした上質な家具をめざしています。
職人気質な国、日本。 繊細で豊かな日本の感性をSHIKIなりに解釈し、新しい“かたち”にしてご提案することでお客様に美しさを感じていただきたいと考えます。
特に木材へのこだわりは強く持っています。国産材、アメリカ産材問わず、現地の伐採現場や製材工場に赴き、どう私たちの工場に届くのかまで、自らの目で確かめています。それは、品質を見極めるだけでなく、そこで働く人たちの想いを知り、お互いに良い関係を築くことで、お客様に対して、自信を持って私たちの家具の魅力を伝えることができると考えているからです。
私たち大川家具ドットコムは家具卸から始まり現在は小売りをしています。小売りとしてお客様と接していく中でよりお客様の潜在的な要望を満たす家具を企画したいと思い自社ブランド「Sty」を興しました。これからも別注などでお客様の生の声を聴きつつ既存の家具にない新しい価値を生み出す家具を企画していきます。
●素材  
国内で伐採された木材を使用した家具。杉やヒノキが中心で、山林は適切な管理をしないと洪水や山崩れの原因となります。国産材を積極的に使うことにより山の管理が適切に行われるようになります。
無垢材を薄くスライスした天然木を基材に貼り、天然木の風合いと無垢の弱点の反り割れ防止を両立した素材。
樹をそのまま削りだした贅沢な素材。用途によって1枚そのまま使ったり、数枚接いで使います。

※マークは順次商品に付けるようにしていますが、マーク添付が追いついてない商品もございますので、詳細は商品ページにてご確認お願い致します。