2重価格について一言
古い家具業界体質に一言(2重価格について)
不況不況と言われて久しい昨今ですが、
伸びている会社はちゃんとお客さんの心をつかんで利益を伸ばしている所もあります。
そんな中、値引き合戦になっている業界もあり、
家具もそんな業界だと思いますが、
消費者をだますと言いますか、不親切な価格表示をしているところもあるようですので、
ちょっと一言言わせて頂きます。
よくチラシや店頭、ネット通販において、
メーカー希望小売価格の半額!!
や、7割引!!8割引!!
なんていう嘘みたいな表示がしているところがあります。
確かに嘘ではありません。
ただ、メーカー希望小売価格が高めに設定しているだけです。
普通に販売していてもメーカー希望小売価格の半額位に普通になります。
メーカー希望小売価格は、卸業者や小売業者の仕入れの目安に過ぎないのです。
それを大げさに言うかどうかの問題です。
数年前、家電業界では2重価格問題がありました。
http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/nijukikaku.html
通常価格を大幅に上げて割引率が77%と嘘みたいな(といいますか嘘ですが)割引率を出している所もありました。
そういうこともあり、現在家電業界ではオープン価格が広く使われています。
→ オープン価格とは
ただ、家具の目利きは難しいので、消費者は価格と割引率を見て、
あっ、これ安い
となりがちです。
私は、そういうテクニック的なことというか、だますような事はしたくないので、
メーカー希望小売価格は出さないようにしています。
ちゃんと商品を見てもらい、見てもらうだけの判断材料を提供して、
納得いただける方だけに買っていただくのが小売店の使命と思っております。
テクニックのようなメッキは剥がれるのがものすごく早いのです。
これからはそんなだましの時代じゃないような気がします。
また、同じことが消費税アップ後の価格表示の仕方にも現れると思います。
消費者の方には当然支払う総額がすぐに分かるほうがいいと思うのですが、
見た目の価格を少しでも安くしたいという小売店の思惑から混乱が生じると思います。
消費者庁がしばらくは税込みと税抜きの併用を認めているため、少しでも安く見せたいお店は、
税抜き表記をして後で消費税を掛ける事になりそうです。
そうなると、総額がわかりにくく、お買い物をする方としても不安が出ると思います。
ですので、弊社は消費税アップ後も税込み価格に統一して表示を致します。
この記事を書いた人![]() |
堤太陽(Taiyo Tsutsumi)。株式会社大川家具ドットコム代表取締役社長。宅地建物取引士 家具の町、福岡県大川市で生まれ育ち、新卒と同時に北九州市のマンション業者に就職。 退職後、2006年より家業である家具卸を手伝っているうちに、大川市の基幹産業である家具製造 の未来に危機感を感じ、「大川を再び家具で盛り上がる街にしたい」 という思いから、大川家具ドットコムというネットショップを立ち上げ、 大川家具を全世界に広げたいと模索中。 2019年 経営革新認定 2021年 JETROの越境EC「Amazon.com Japan Store」採択 2022年 「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業」補助金採択 2023年 越境EC用英語サイト「https://shop.okawakagu.com/」開設 |
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