家具は「安さ」より「安心」|10年後に後悔しない選び方

家具選びは、あとから効いてくる

家具は、買ったその日よりも「半年後」「3年後」「10年後」に差が出ます。

最初は気にならなくても、引き出しが少し引っかかる。扉が少しズレる。棚板が少ししなる。表面材が日に焼けて、色が少しずつ褪せてくる。メモ代わりに貼ったテープを剥がしたら、表面まで一緒に剥がれて、見た目が急にみっともなくなる。そんな小さな違和感が、毎日積み重なるのが家具です。

よくある後悔は、だいたいこの3つにまとまります。

  • 買い替えるほどでもないけど、ずっと不便
  • 引っ越しや家族の変化で合わなくなる
  • 見た目は好きでも、使いにくい

家具選びは「大きな買い物」でもありますが、同時に「毎日の習慣」を買うことでもあります。

■家具選びで人生は変わる

暮らしのストレスが減るか増えるか。安心して長く使えるか。「買ってよかった」と思える回数が増えるか。ここは、家具で変わります。

人生が変わるといっても、ドラマのような話ではありません。
家で過ごす時間が少し楽になる。片づけが少し早く終わる。開け閉めが気持ちいい。呼吸が楽。そういう“静かな良さ”が積み上がる、という意味です。

■なぜ安い家具を扱わないのか(買う時より、使う時間が長いから)

長く使うなら、いちばん大事なのは「つくりの強さ」です。材料、金具、引き出しのレール。ここが弱いと、はじめは良くても、だんだんズレたり、ガタついたり、きしんだりします。使うたびにストレスになります。

そして、見落とされがちですが本当に大きいのが、「捨てるとき」の負担です。
粗大ごみの手配。解体。運び出し。回収日の調整。費用。思った以上に体力も時間も取られます。

買うときは安く見えても、買い替えや処分でお金と手間が増え、結果的に高くつくことがあります。

だから私たちは、「最初の値段」より「最後まで安心して使えること」を優先します。

■なぜ輸入家具を扱わないのか(見えない所が一番こわい)

家具は、見た目や値段だけでは決められません。長く使うほど、“見えない部分”が効いてくるからです。

つくった場所や材料が見えにくいと、「何の材料か」「どんな接着剤か」「湿気や温度変化に強いか」が分かりにくい。室内の空気に関わる材料(低ホルムアルデヒド等)も、暮らしの安心に直結します。

毎日過ごす家だからこそ、まずは安心を優先したい。ここは、譲れない所です。

■大川家具は、昔より作り手が減っている(選べる幅が狭くなる)

大川は、室町時代(1500年代)に始まった指物(さしもの)文化をルーツに持つ、歴史の長い家具産地です。たとえば「天文5年(1536年)に榎津久米之介が指物を始めた」という由来が紹介されています。
- http://okawa-dentou.jp/history/index.html

その上で、今は、職人の高齢化や後継者不足、価格競争で、現場が苦しい状況です。給料の問題や廃業もあります。

ここは感覚の話ではなく、数字にも出ています。たとえば、次のようなデータや公的資料で「減少」が確認できます。

- 大川市の分析資料(RESASの大川市分析PDF)では、家具産業の生産額が 1991年の1,268億円をピークに減少を続け、2014年度時点では312億円まで落ち込んでいる とされています。
- https://resas-portal.go.jp/medias/IcQqU9YouxBWJyHszyEaf/f9bfb5132f27b48ccbc4afd470a75a28/2017_okawa20.pdf

作り手が減ると、将来「良い家具を選びたくても、選べない」時代が来てしまう。これは、少し先の未来の話ではなく、もう始まっている現実です。

■だから、基準を明確にして届けたい

ただ、「大川家具」とひとことで言っても、大川家具の工場や商品にはいろんなレベルがあります。
だから私たちは、その中から 長く使えるつくり を前提にしている工場をセレクトして販売しています。

国産、とくに大川市近辺の製造を中心に、材料・つくり・安全性・使いやすさが見える家具を届けたいと思っています。

たとえば収納なら、サイズだけでなく、接合の仕方、表面材の素材、芯材の素材、塗装の安全性、通り道、引き出しを開けるスペース、搬入、置いた後の動きまで考える。テーブルなら、天板が反りにくいか、脚がぐらつかないか、手入れがしやすいか。

こうした基本を押さえるだけで、10年後の後悔はかなり減ります。

■まとめ:安さより「安心が積み上がるか」

国産であること。部屋の空気に配慮していること。傷みにくい素材や仕上げであること。そして、家の中での設置や組立まで含めて、不安が減ること。

こうした基準で選ぶと、流行や値引きに振り回されにくくなり、自分の暮らしに合う一台に出会いやすくなります。

毎日の小さなストレスが減り、家で安心して過ごせて、10年後に「これにして良かった」と思える。その積み重ねが、暮らしを静かに良くしていきます。

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■商品マーク解説

●機能  
テーブルの天板やキャビネットで裏側も化粧仕上げをし、背面が見えてもおかしくない商品。
呼吸する建材。湿度を調節したり有害物質を吸着したり消臭したりします。
その字の通り家具が伸びたり縮んだりして人数の変化などに対応した家具。
植物由来のオイルを塗装に使った家具。木材本来の手触りや風合いが楽しめます。
奥行の内寸が45cm以上ある食器棚。ヘルシオなど奥行があるスチームオーブンも置けるタイプです(オーブンレンジのサイズはご自身でご確認ください)
外寸サイズを設置場所などに合わせて変更できる家具です。価格の変更がありますので、ご要望の際は先にお見積りいたします。
●ブランド
「Sty基準」は、当社が“上質で長く使える”と認めた 大川産の家具に付与する目印です。 見える部分はすべて天然木低ホルムアルデヒドF☆☆☆☆職人の仕上げ等を満たす製品が対象。
※このマークがない商品でも品質が良いものは多数あります。産地(大川以外)や仕様の違いにより対象外の場合があります。
高野木工は、丈夫で繊細であることはもちろん お客さま自身で自分好みにアレンジする「楽しさ」もお届けしたいと考えています。 決して流行や時代に左右されることなく、 長く愛用できる「普遍的なデザイン」にこだわり、 程よいエッセンスをプラスした上質な家具をめざしています。
職人気質な国、日本。 繊細で豊かな日本の感性をSHIKIなりに解釈し、新しい“かたち”にしてご提案することでお客様に美しさを感じていただきたいと考えます。
特に木材へのこだわりは強く持っています。国産材、アメリカ産材問わず、現地の伐採現場や製材工場に赴き、どう私たちの工場に届くのかまで、自らの目で確かめています。それは、品質を見極めるだけでなく、そこで働く人たちの想いを知り、お互いに良い関係を築くことで、お客様に対して、自信を持って私たちの家具の魅力を伝えることができると考えているからです。
私たち大川家具ドットコムは家具卸から始まり現在は小売りをしています。小売りとしてお客様と接していく中でよりお客様の潜在的な要望を満たす家具を企画したいと思い自社ブランド「Sty」を興しました。これからも別注などでお客様の生の声を聴きつつ既存の家具にない新しい価値を生み出す家具を企画していきます。
●素材  
国内で伐採された木材を使用した家具。杉やヒノキが中心で、山林は適切な管理をしないと洪水や山崩れの原因となります。国産材を積極的に使うことにより山の管理が適切に行われるようになります。
無垢材を薄くスライスした天然木を基材に貼り、天然木の風合いと無垢の弱点の反り割れ防止を両立した素材。
●見える場  
福岡県大川市の本社展示場に展示しています。展示数に限りがありますので、このシリーズの一部商品を展示しています。外部展示会出店などもありますので、実際に見に来られる前に現状展示場にあるかお問い合わせください。

※マークは順次商品に付けるようにしていますが、マーク添付が追いついてない商品もございますので、詳細は商品ページにてご確認お願い致します。